2011-01-01から1年間の記事一覧

諸般の事情をかんがみて、心のなかにうっすらと決めていた年間の目標読了冊数を低めに修正する。なかみのある読書ができていればいいのだ、冊数にこだわるなど下賤、という御仁もあろうし、もちろん異存はないどころか素晴らしく見上げた姿勢であると思うの…

定期券は落としたが、子猫を拾った。

また定期券を落とした。今年2回目である。再発行できるし何てことはないが、逆にそれこそが落とす理由なんじゃないかと思う。本でも読んで気をとりなおそう。

萩尾望都の『音楽の在りて』を読んで、あまりのうまさにふるえる。奥付を見て目を疑ったが、とても30年前の作品とは思われない。才能とはこれのことなのか。

給料日なので、野呂邦暢の『白桃』を買った。うすももいろの本をなでまわしていると、たいへん幸福な気持ちである。すぐに読んでしまうのはもったいないから、しばらくはなでまわすだけにしよう。でへへへへ。

日々のもやもやもやを、主に猫をだっこすることによって解消しており、だっこ嫌いの猫だったらとっくに憤死してる。憤死しかけながら生き延びていくには、猫と酒と本が欠かせない。うちの猫は、別にだっこは好きじゃないけどしょうがない派です。

最近、愛猫にお出迎えという機能がついたらしい。鍵を開けると、かなりの確率で玄関まで来ている。以前は帰宅時には熟睡していることも珍しくなかったので、これは格段の進歩といっても過言ではないだろう。引っ越しをしてふたつきほど経って、鍵の音→帰って…

上野の国立西洋美術館でレンブラントを見てきた。版画がメインの展示でかなり見ごたえあり。緻密で暗い版画をなめるように見て(ほんとうに、よーく見ないと何が描いてあるのかわからないものが結構ある)、いちばん気になったのはライオンとラクダでした。…

せっかくなので、久しぶりに書いてみる。 地震後に思いだしていたのは、1995年のことだった。テレビを見続けていた1年だった。今回は早々にテレビは消した。真夜中に何度も何度も流れる、津波や、流される町や、火を吹く家の映像は、何のためなのかわからな…