Casa BRUTUSを全部読む。柴田元幸は『アメリカン・サイコ』をあげていた。本を読もうと思っていたし、映画も観ようと思っていたのにいまだに手が出ていない。タイミングが合わなかったんだと思う。まあそのうち。『デス博士の島その他の物語』から「眼閃の奇蹟」を読んで、すべて読了。やっぱりちゃんと理解できているとは思えない。ちょっと悔しい。研鑽を積んで再度挑戦したい本でした。1時頃就寝。
 8時過ぎに起きて、ぼんやりと支度をして映画館へ。『立喰師列伝』を見る。乙一佐藤友哉滝本竜彦が見られればいいやと思って、特に期待はしてなかったんだけど、予想外におもしろかった。ただそのおもしろさが、内輪受けレベルにとどまっているので(ある種の知識、空気の共有がないと笑えない)、人には決してすすめない。『パン屋再襲撃』ネタがいちばんおもしろかった。
 昼ごはんを食べ、ルノアールでお茶をしつつ、群像の新人作家競作から津村記久子「花婿のハムラビ法典」、中山智幸「まわるもの」、蜂飼耳「崖のにおい」、樋口直哉「夜を泳ぎきる」、ピスケン「桜の膳」を読む。そんないかにも文芸誌に載ってるっぽい短編書かれてもなあ。みんな緊張してんのか?
 その後出勤。交通費くれませんか、と言ってみる(もらってなかったんですよ!)。もらえるといいなあ。朝から出かけたので、さすがに疲れて終わりのほうは遠い目をしてしまう。社割で『夏季限定トロピカルパフェ事件』と「本の雑誌 (2006-5)」を購入。はまぞうは雑誌の表記が安定しないなあ。「タイトル何年何月号」という形が個人的にはしっくりくるのですが。
 帰るときにまた傘を忘れる。バイト先に置いてきたから、明日持って帰ればいいんだけど、最近うまくいかないことが多い気がして、些細なことでがっくりしてしまう。うー。
 物事の良い面を見ようとしない人が嫌いだ。自分と人との細かい差異をあげていろいろ言う人が嫌いだ。価値観を共有しようとする人が嫌いだ。すぐに距離感を見失う人が嫌いだ。その場では言わないくせにあとでごねる人が嫌いだ。聞き分けのない人が嫌いだ。建設的でない人が嫌いだ。自分しか見えていない人が嫌いだ。嫌いな人が多すぎる自分が嫌だ。