群像の新人作家競作を読みつつ2時頃就寝、するつもりが眠れなくて困った。そういえば、昼ごはんを食べたきり何も食べてない、と布団の中で気づき、買っておいたサッポロ一番を食べることにする。真夜中に。卵とわかめを入れた。胡麻は付いてるやつにプラスしてすり胡麻をたっぷりかける。うまい。太りそうだが、気にしない。群像は佐藤智加の「水棲の音」と高原英理の「石性感情」を読む。自分は短編小説が好きなのだ、と最近気がついた。長編小説も中編小説も好きですが、素晴らしい短編小説の一直線に飛び込んでくるような感覚は他にはないですからね。4時頃就寝。
 起きたら12時前。あらら。洗濯をして、昼ごはんを食べて、ぼんやりして、シャワーを浴びて、傘を取りに行く。雨が降っている中傘を取りに行くなんて癪だ、と思ったが、自業自得なので仕方がない。最寄り駅から電車で15分くらいの駅で、無事再会。駅前のドトールで、『デス博士の島その他の物語』から「アメリカの七夜」を読了。もともとわからないように書いてあるのか、自分の読解力や知識が足りなくて理解できていない部分があるのか判然としない。読み巧者の意見を伺いたい。帰りの電車の中で、群像新人作家競作の田中慎弥「血脈」を読む。ふむ。
 晩ごはんに豚肉のしょうが焼きを食べ、早めに入浴。お風呂の中でCasa BRUTUSを半分くらい読む。実は雑誌がかなり好きで、自分と普段接点のないものを読むのも楽しい。これをいつも読んでる人って、どういう生活してるんだろうなあ。「次に読む本、237冊」という特集だから買ったんだけど、現在入手困難がちらほら、とか、日本語でも英語でもない本がいっぱい、とか、アメリカの装丁家の仕事を紹介して「あなたの本棚にも1冊はあるはず」、とか、すごいなあ、スノッブだなあ。
 昨日読んだ文藝に、「『言葉』のお店の『常連さん』にならないとは、何度通っても『一見さん』であり続けること、『言葉』を既知の道具とみなすことなく、そのなかに未知の怖れと眩しさを感受し続けること。」と穂村弘が書いている。さすが世界音痴の人だ、と思った。