昼過ぎからぶらぶらと、東京都現代美術館に行く。「大竹伸朗 全景 1955-2006」を見る。とにかく圧倒的な物量で、気圧される。子供の頃から、今にいたるまでの創作物が所狭しと並べてあって、ひとつずつ見るだけでも1日はかかるだろう。と思ったので、流れで見る、というか、立ち止まらずに歩きながら見ることにした。最近のスクラップブックに度肝を抜かれる。10000ページ以上で、総重量が200キロ超。今でも20キロの見間違いではないかと思っているのだけれど、まあどちらにしてもその存在感がものすごい。そのあと絵を見たりノイズを聞いたりしながら、この人はいったい何なんだろう、と考えていた。アートとしては好きな部類ではないけれど(網膜シリーズは良かった)、すげえなあ、とは思う。
 帰りに、銀座まで出て伊東屋へ。人が多い。万年筆が欲しいなあ。とりあえずペリカンの手頃なやつから。コアビルの中のブックファーストに寄る。ここの外文の棚は結構参考になりそうだ。いくつか見てまわった中では、いちばん良い(というかほかのところがひどすぎる)。店舗の規模も同じくらいだし。しかし結局関係ない棚ばっかり見てしまった。
 行きと帰りで、群像1月号の寺村朋輝「盗相」と蜂飼耳「くらげの庭」を読む。夜うまく眠れないので、焼酎を買って帰る。