前日の反動なのか、まったく眠くならない。『人に言えない習慣、罪深い愉しみ―読書中毒者の懺悔 (朝日文庫)』を付箋を貼りながら読む。また相当数の読みたい本が増え、嬉しいような。高橋源一郎は偉大だなあ、とつくづく思う。その後『悪魔が来りて笛を吹く』読了。横溝のペースに慣れてきたのか、かなりおもしろかった。酔いが回った頭で何も考えずに読むミステリはいいものだ。偏狭なジャンル読者に怒られてもかまわない、「謎解きしない宣言」したい。さらに『プラスティック・ソウル』を読み始めるものの、初っ端から混乱したので、もうちょっとしゃきっとしたときに読もう、と諦める。しばらく猫で遊んでから就寝。
 寝たのが7時で起きたのが9時。電車に乗って池袋に。電車の中では『季節の記憶 (中公文庫)』を読む。うららかな日差しの中で保坂和志を読んでいるとどこかに飛びそうになる。池袋に行った目的は、サンシャイン水族館コツメカワウソ。しかしコツメは水槽にいなかった。ラッコやらエイやらマンボウやらコバルトヤドクガエルやらゴライアスガエルやらペンギンやら見たのでおおむね満足だけど、何でコツメいなかったのかな……。
 帰宅後病院に行くはずが何だかんだで流れ、気が抜けたので数時間寝る。