『宗教が往く』読了。どこを切っても松尾スズキで、おもしろいことはおもしろいし、うっかり感動なんかしてしまったりもしてしまったのだけれど、松尾スズキというキャラクターありきの小説で、その点には不満が残る。しかし、読み終わってみると、前書きからはっきりそのことが予告されていて、もしや天才かも、とは思う。『意味がなければスイングはない』を読み始める。最初のジャズミュージシャンについての文章で「スポンティニアスな」とか言われて、はぁ?と思ってしまった。語学から離れて1年の身には、何となく……ニュアンスは……わからくもなくもない……ですが……、という感じ。それとも、音楽業界的なジャーゴンなのだろうか。語られている音楽についてちっとも知らないので(スガシカオを除く)、短編小説のように読むしかない。4時頃就寝。
 8時半起床。死ぬ思いで起きて、シャワーに打たれてぼんやりしていたら仕事に遅刻しそうになり、ちょっとだけ走る。ねむい。日曜日は子供が多いので、店内乱れがち。休憩時間中に近くの図書館に行き、リクエストしていた『正直じゃいけん』『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』『怪盗グリフィン、絶体絶命』『特別料理』を借りる。初めて知ったんですが、同一区内でも別の図書館ならそれぞれ6冊(上限)まで借りられるみたいですね。読みきれないので借りませんが。
 新聞広告に出ていた池内恵氏の写真を見て、男性だったんだ!と思いました。「いけうちさとし」と読むことも知らなかった。池内紀を父に持つアラブ研究者。最近『書物の運命』という書評・文化論の本を出しているので、是非読んでみたいです。
 柿ピーのピーナッツも愛せるような人間になりたい、と柿ピーをつまみに日本酒を飲みながら思いました。ピーナッツ、好きじゃないんです。嫌いでもないけど。カシューナッツとピスタチオ以外のナッツはどうでもいいんです。